健康飲料のチカラ

乳酸菌飲料に関する情報を掲載しています

乳酸菌飲料

乳酸菌飲料とはおもに牛乳を原料とし、乳酸菌をくわえて発酵させ、甘味料や果汁、香料を添加した日本独特の飲み物です。厚生省令によると、乳など(牛乳だけとは限らず、多くは脱脂乳を使う場合が多い)を乳酸菌又は酵母で発酵させたものを加工し、または、それを主要原料とした飲料となっています。乳酸菌は私たちにとって最も身近で有用な微生物といえます。
  乳酸菌飲料の条件は、もともと腸に住んでいる腸内細菌であること、生きたまま腸内に届くこと、消化管下部で増殖可能なこと、腸内バランスを保ち抗菌性作用と病原細菌の抑制作用を有していることなどが上げられます。

乳酸菌は腸の働きを活性化させて病原性の腸内細菌を抑制したり、タンパク質やカルシウム、鉄の吸収をたすける役割をしています。腸内の細菌類には、善玉菌と悪玉菌のニ種があり、病気になったり、年をとったりすると、このバランスが崩れ悪玉菌が増えすぎることになり、腸内で腐敗が発生し有毒物質がつくり出され、老化を早め病気になりやすくなります。 しかし、良質な乳酸菌飲料をとれば、ビフィズス菌を増進させ、がん予防、免疫力アップ、コレステロール低減作用、血圧安定作用、腸炎の改善、心臓病予防老化防止、ピロリ菌低下作用などに役立ちます。

乳酸菌の種類

乳酸菌の種類は多く、自然界のあらゆるところに分布していますが、そのすべてが人間の腸内で生きられるものではありません。人間の腸内で働くためには、まず胃液や胆汁の殺菌力に耐えて生きたまま腸内に到達できることが必要なのです。 この乳酸菌飲料は、大きく分けて3種類あります。ヤクルトなどの無脂乳固形分が3%以上で乳酸菌数または酵母数が1,000万個/ml以上の物と、カルピスなどの3%未満で乳酸菌数または酵母数が100万個/ml以上の物とされます。ただし、乳酸菌飲料であっても、無脂乳固形分が8%以上のものは発酵乳(ヨーグルト)となります。
乳酸菌の代表選手はやはりビフィズス菌ですね。ビフィズス菌は、糖を分解して、乳酸、酢酸、ギ酸などを産生するので、大腸菌や他の病原性腸内細菌は増殖しにくく、またビフィズス菌そのものが、大腸菌などの増殖を抑制するので、ビフィズス菌は腸内感染症による罹患率、死亡率を低くするのに役立っていると考えられています。その他にも、KW乳酸菌 ・LG21 ・植物性乳酸菌 ・コッカス菌・L29乳酸菌・L-92乳酸菌 ・EF乳酸菌 ・ETF-2001 ・クレモリス菌 ・ラブレ菌 などがあります。

昔から乳酸菌飲料(乳酸菌)はさまざまな食品加工に利用されてきました。この乳酸菌に科学の光が当てられたのは、約100年ほど前のことです。ロシアの細菌学者メチニコフ博士が、ブルガリア地方の長寿の理由は乳酸菌食品と関係が深いことに着目し乳酸菌が腸内バランスを改善・整腸作用をもたらすことを提唱したのが始まりだったのです。
現在の都市社会は、大気汚染をはじめ、多くの雑菌などで汚れているうえ、食品も化学合成などの添加物の影響もあって、腸内細菌のバランスを保つのが難しくなっており、腸内環境が大事になっています。その意味からも乳酸菌飲料は現代人にとって、貴重な健康食品の一つと言えるのです。

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